蓮はその後も、私の部屋で私の髪をクルクルしたり、時々クンッて引っ張ったりしてた。 『……蓮』 「ん?」 指に私の髪を絡ませて遊んでいるのはやめずに、返事をする蓮。 『ーーー愛してる…』 不意に、言いたくなった。 何故かわからないけど、凄く寂しくなってくる。 『……蓮無しで生きていけないって、離れてて痛感した…』 「ーーー…」 蓮は、私の髪を絡めている手を止めて私の顔を覗き込む。