暫く時計の秒針の音しか聞こえない空間で、2人で抱き合った。 そして、体を一旦はなして、蓮がゆっくり顔を近づけて来るのを見て、私も目を瞑った。 優しくて、甘い口づけだった。 久しぶりの蓮の暖かさに酔いしれた。 また、戻れたんだなって。 幸せが私の頭で渦巻いた。