琇の彼女になれたらなぁって。 金沢なんかと付き合ってなくて、スパイとしてなんかじゃなくて、 普通に出会えて居たら、 私は琇に全てを捧げたのに。 ごめんね。 汚れた私を琇は抱かなかった。 いや、知らなかったもんね。 でも、嬉しかったんだ。 無理矢理やろうとしない琇が。 その優しい心が。 私をすごく暖かくしてくれた。 冷え切った心を、暖かくしてくれた。 ありがとう。