夜まではダラダラ過ごした。たまにリョウちゃんや博士の携帯へ電話してみたけど結果はいつまでも一緒だった。

何度かメッセージを入れてみた。情に訴える作戦だ。

聞けば例えリョウちゃんといえど人の親。連絡のひとつもしてくるはず。

しかしカズ君に言わせると僕のメッセージ録音はガイダンスに負けないくらい機械的らしい。

生活費をはじめ、冷蔵庫の中も割と充実してたしホントにしばらくの間は不自由なく暮らせそうだ。

何をとっても計画的だと思った。

リョウちゃんは最初から出ていくつもりで出ていったのだ。