そして、彼の表情もだんだん曇っていく。


それに気付いていたけど、私は話しを続けた。




「両親の事件の犯人は、お姉ちゃんの時と同じだとは断定出来ませんでした。
目撃証言もなかったみたいですし。

ただ、次は私を狙うと名指しのメッセージがあったんです。

その為、私は警察に守られていました」




そう言ったとたん、彼は驚いた表情で私を見た。


それどころか、私から1歩離れた。