あの騒動から一週間、私は抜け殻のように過ごしていた。



出逢ったあの日から、良くも悪くも私の心を支配していた。


そのうち、唯一の支えとなっていた。



そんな存在を亡くした私は、会社にも行かず。


それどころか、家から一歩も出ることなく、閉じこもっていた。



それを心配したおばさんと鈴奈が家へ来た。


目を離すと危険だと思ったのか、ずっと傍にいてくれた。



全員が、1度は事情聴取をされた。


私は、答える気力もなく話しが進まなかったため、逮捕さえされていない。