「朝だよー」



あの人のモーニングコールで、私は目をさます。



「早くしないと冷めるよ? 」



白いエプロンを着た彼は、いつ見ても完璧で私は誇らしく思う。



「…………今、行くぅ……」



眠たい目を擦ってベッドから降りると、



「はい、おはよう」



私の髪に優しく口付ける彼。



「いい匂い・・・」



そのまま私の手を取ると、リビングへ向かった。