眠り姫【短編】


「…私には、分からない。」

正直に答えると、瞬はまた微笑んだ。

「そっか。いつまで通ってた?」

「一応…3日前、かな。」

そう言うと、瞬は羨ましいと言った。

自分なんかより、充実してるじゃないか、と。

「充実なんて、してないよ。」

「ふーん、そう?」