眠り姫【短編】


そうだよ…

だって私は眠り姫。

どんどん眠る時間が長くなってきちゃう病気なんだもん。

「最後に学校行ったのは、3ヶ月以上前…ううん、半年前かもしれないんだよ?」

そのせいで友達はいないし、進級なんて肩書きだけ。

つまらないわけじゃなかったけど、楽しくなんてなかった…。

そこまで考えて、私は涙を流した。

「なんで泣くの?死ぬのが、怖い?」

「…ッ」