「……終わらねえ」 一人でホッチキスをがしゃがしゃ止め続けて、もう二時間ほどになる。 夏休みが近づく外の空はそれでもまだ薄明るかったが、私の家はここから遠い。今から帰ったとしても家につくのは八時過ぎになるだろう。