水色べんとう

「あれ?髪、ほどいちゃうの……?」

「うん。……どうせ、似合わないみたいだし」

「そんなことないのに……くそう笹木、恥ずかしがらずに可愛いってちゃんと言えばよかったものを……!」

「え?」

「いや、こっちの話」
 
気にしないで、と胸の前で両手をぶんぶん振る空。私は小首を傾げて「そう?」と言った。なんだかよくわからない。