水色べんとう

「小学生の頃からの一途な肩思いが、今日見事に散りましたよ、はは」

「……ご、ご愁傷様です」
 
あたしは、笹木の隣にこしかけて、俯き加減にそう言った。

「まあ、いいんだ。不思議とそんなショックじゃなかったし」

「え?」

「なんでだろーな」
 
笹木はあたしの顔を覗きこんだ。

「な、なに?」

「……なんでもねえ」

「え、なに!?」

「お前さ……」

「え?」
 
笹木はなにか言おうとしたようだったけど、すぐに赤くなって頭をぶんぶん振った。

「ぶ、ブス!」

「ええ!?」

「あ、いや、その……や、やっぱなんでもねえ!」

「は!?」
 
なんなんだろう、こいつは。
 
突然怒ったり赤くなったり、かと思えば馬頭してきたり。
 
―――でも、