水色べんとう

「それじゃあ今は、お姉さんと二人暮らしなわけ?」

「うん、そうだよ」

「それ、危なくない?大丈夫?」

「うーん……色々最初は不安だったけど、でも、大丈夫」

「そっか……なんか、手伝えることとかあったら、なんでも言ってね!」

「あはは。姉御肌だなあ。空は」
 
まるで十数年ほど連れ添った友人のように、あたしたちは笑い合った。