「あ……山口さん」
「今、寄り道?」
「うん」
「隣、座っていいかな?」
「もちろん」
私は春橋さんの横に腰掛けた。春橋さんは、ぼんやりと空を眺めていた。なんだか、その横顔は、どこか寂しそうで、なにかを追い求めているかのような気がした。いや、なにかを待っている、かな……とにかく、なにか、不安定な顔をしていた。
ふらふらしているというか。
放っておくと、どこか遠くへ行ってしまいそう。
「今、寄り道?」
「うん」
「隣、座っていいかな?」
「もちろん」
私は春橋さんの横に腰掛けた。春橋さんは、ぼんやりと空を眺めていた。なんだか、その横顔は、どこか寂しそうで、なにかを追い求めているかのような気がした。いや、なにかを待っている、かな……とにかく、なにか、不安定な顔をしていた。
ふらふらしているというか。
放っておくと、どこか遠くへ行ってしまいそう。
