「だから言ったでしょ。女の子がこんな夜遅くに一人じゃ、危ないって。忠告聞かずに先に帰っちゃったもんだから、後から心配して追いかけたら……」 相上さんは苦く笑った。私は。泣きながら「ごめんなさい」と謝った。泣いたのは久しぶりだ。いつ以来だろうか。多分、お母さんがいなくなったあの日以来だ。