水色べんとう

しばらく走って人気のない場所に出ると、相上さんは後ろを振り返って「もう大丈夫みたい」と言った。私は、その場にへたり込んでしまった。

「さ、さくらちゃん!?大丈夫!?」

「だ……」
 
大丈夫です、と言おうとしたけど、力が出なかった。てのひらが震えている。