水色べんとう

「……なんなんだろう、一体」
 
それでも私は、貰ったヘアゴムで髪を一つに結んで、それが揺れる感覚を軽く弄んでから、少し微笑んで鞄を背負った。
 
帰りに職員室によってプリントを返さなければ。

真っ暗な廊下を歩く足取りは、不思議と軽かった。