水色べんとう

「これ、やるよ」

「え?なに、これ……」

「お、お茶のペットボトルについてきたから、その、俺、そんなのいらねえし……」
 
渡されたのは可愛らしいヘアゴムだった。

「でも……私髪結ばないし」

「……今日結んでただろうが」

「どうせ似合わないし……」

「そんなことねえよ」
 
少しだけ大きな声でそう言われてしまったから、私はびっくりして目を丸くする。