「何で哀羽が謝る訳ぇ? 今先生と仲山君が話してたのに。」



化粧のケバい人が哀羽さんに食って掛かる。





「もう仲山君と結婚でもしたつもりぃ?」


「佐藤さん、静かに」



先生が佐藤とか言う人に注意する。





「せんせ~ぇ ひいきですかぁ? 哀羽さん呪われてて可哀想だからですかぁ?」

「佐藤さん!!」





 呪われてて可哀想? 




意味が分から無い。







「あんたのせいで皆殺しになっちゃうよ??」




佐藤は哀羽さんにそう言った。







「い・・・・・・・や・・・・」





哀羽さんは頭を抱えて震えていた。