Heartの欠片~あたしとあなた~

紗和の部屋は母の部屋の隣だから、聞きたくなくても聞こえてしまうよね





「もう大丈夫よ、嫌だったらまたあたしの部屋にこればいいわ」





紗和に優しく笑いかけると、紗和は安心したのか部屋に戻って行った






紗和を送り届けてあたしは母の部屋の前で止まった





娘がいるのに家で堂々としないでよ





何やってるのよ





汚らわしい






母へのそんな思いが頭に浮かんだ






母への怒りを抑えながらも一発影を殴ってみる






―――――ガチャ





「....えっ?」





「あっ美和ちゃん....落ち着いて?」