Heartの欠片~あたしとあなた~

いまとなっては、笑わない方が無理だったんだ





幼少時代から小学校入学までの、遊びたいまっしぐらな年代だから





あの頃、いつもあたしの家にも友達がきて欲しいと思っていた





でも母がそれを許してくれなかった





家に遊びに友達を連れていくと、友達が帰ったあとはあたしを何回もぶつんだ





それが嫌で、小学校2年生の頃になると友達を家に連れていかなくなった







子供ながらにあたしは嫌われている、あたしは愛されて生まれたんじゃないんだって思うようになった





学習参観や運動会とかにお父さんとお母さんが来てくれる人がすごく羨ましかった






あたしの家は当然のように母も母の愛人も来なかった





でも寂しくなかった、だって紗和がいたから





藤本 紗和(ふじもと さより)





母の血しかつながっていない妹





でもあたしは、父の血がつながってなくてもあたしにとっては可愛い妹だ