気づけば私は暗闇の中にいた
「う...恭...」
「侑斗?...侑斗?ねぇ、何処?何処に居るの??」
侑斗...侑斗...
「じゃぁな...恭...」
「待って、待ってよ侑斗!!!」
置いて行かないで、一人にしないで、
ずっと一緒だったじゃん...
「ゆうとぉぉぉぉ!!!」
バシッ!!!
鈍い音と共に私は現実へ帰ってきた
「イった!!ん?机...教室...何だ夢か...」
「ほう、夢か...それはさぞかしゆっくり寝れたことだろう...」
先生の低いトーンがお腹に響く
まずい、もしかして授業中に寝ちゃってた??
「樋口っ!!」
先生は大声を張り上げて
私を怒った
周りは私を見てくすくす笑ってる
恥ずかしい...
私は苦笑と赤面を混ぜた
変な顔をして一応謝っておいた
「スミマセン...」
先生はそれを聞くと
さも満足げに、
「以後気を付けるように」
そう言って前へと戻っていった
私はあの夢のせいで
苦しいやら恥ずかしいやらで
しばらく俯いていた

