調理場に着くと、すでにいくつかの班が作業を始めていた。
「ここにある食材を使っても良いし使わなくてもいいですよ」
そこには、ニンジン・かぼちゃ・ジャガイモ・肉・もちろんカレー粉。
カレーを作るのに必要なものが用意されていた。
「他にも使いたいものがあったら、前に取りに行ってくださいね。チョコレートとか麺汁とかありますから」
おおよそ、カレー作りに必要のないものが用意されているらしい。
「じゃあ。わたしは見てますから、頑張ってくださいねー」
そう言いながらどこかに行こうとするのを付いていくと。
「先生も作ってください」
・・・・戻された。
「先生も一緒に作るんですかー?」
洗った手ハンカチで拭きながら、そう尋ねてきたのは向井美咲。
「なんだ。不満でもあるのか?」
「いえ。先生、料理下手そう」
不満ありありじゃねーか。
「勝手に俺の出来ることを減らすな。何年一人暮らしやってると思ってる!料理くらいできるわ!」
前回のロングホームルームで氷砂糖を取られていた件もある。
今、こいつに馬鹿にされるのはなんか癪だ。
取り敢えず、俺のスイッチは入った。
「ここにある食材を使っても良いし使わなくてもいいですよ」
そこには、ニンジン・かぼちゃ・ジャガイモ・肉・もちろんカレー粉。
カレーを作るのに必要なものが用意されていた。
「他にも使いたいものがあったら、前に取りに行ってくださいね。チョコレートとか麺汁とかありますから」
おおよそ、カレー作りに必要のないものが用意されているらしい。
「じゃあ。わたしは見てますから、頑張ってくださいねー」
そう言いながらどこかに行こうとするのを付いていくと。
「先生も作ってください」
・・・・戻された。
「先生も一緒に作るんですかー?」
洗った手ハンカチで拭きながら、そう尋ねてきたのは向井美咲。
「なんだ。不満でもあるのか?」
「いえ。先生、料理下手そう」
不満ありありじゃねーか。
「勝手に俺の出来ることを減らすな。何年一人暮らしやってると思ってる!料理くらいできるわ!」
前回のロングホームルームで氷砂糖を取られていた件もある。
今、こいつに馬鹿にされるのはなんか癪だ。
取り敢えず、俺のスイッチは入った。


