父親の転勤で、いきなり転校が決まったから最後に告白して伝えたかった。 でも、この有り様。 アイツ、一言多いんじゃ!! 実はこの身長のせいで、好きな人に告白をするがが毎回振られている。 まさに年齢=彼氏いない歴ってやつだ。 「千尋~どこいってたの!荷造りも途中で放置して」 腰に手を当て、玄関で仁王立ちする母。 「ちょっとね~、今からやるよっ」 適当に返事をして、私は部屋に向かった。