「…どうしたの?晃?」
紺野の浮かない顔に気付いた瑞希は、目線を合わせ、長い前髪をそっとかき分けた。
「っ!!何でもねーよっ」
紺野は顔を真っ赤にし、少し怒ったようにそう言うと、何処かへ行ってしまった。
「どうしたのかしら?」
「………変な奴」
ほんと、まだ謎だらけ。
―隣の紺野はずっと元気が無いままお昼になった。
「紺野、アンタ大丈夫?」
私は我慢出来ず、紺野に話しかけた。
「うっせーよ。巨人に話しかけられたからうぇっ、気分わりぃ……」
「…………」
―――――元気が無くても、相変わらず態度はムカつくな。

