私の家はマンション。


一人暮らしをしているからである。


両親は海外の仕事に勤めている。



「なんだか今日は変な日だったなぁ…」



あの犬は一体なんだったんだろう…??


なんか…不思議だった…。



ピンポーン



インターホンが鳴った。


急ぎもせずゆっくりドアへ向かう。



「はーい。なんでしょ…」



なんと…あの犬でした。


思わずビックリ!!


なのでドア閉めちゃいました。



「え??どーなってんの??」



混乱していると、またピンポン。


恐る恐るドアを開けてみる。



「ヤッホー!!俺の名前は…「誰!!?」



さっきの犬ではなく、男の子でした。



「誰だかは、おうち入れてくれたら教えてあげる。」



「あの…知らない人を家にあげるのは…」



「…入れてくれないの?」



か、可愛い…


まるで犬みたい。



「まぁ…少しなら…」



「マジで!?ありがとー!!」



すごく笑顔になった男の子。


その笑顔にキュンとしたのは内緒。


男の子はズカズカと部屋に入る。



「ねぇ、君の名前は??」


「ん?俺はね、逢沢優ってゆーんだ!」



「じゃあ、優くん。おうちは??」



「ない。」



なにを言ってるの?この人。



「どうするの?」



「姫の部屋で住む!料理も掃除もなんでもするから!」



土下座をされちゃうと…


ていうか姫って…


優って人は目をキラキラさせてるし…



「……しょうがないなぁ…」



「姫最高!惚れちゃう!てか惚れてる!」



こうして、よくわからない人は、私の家に住みましたとさ。


押しに負けました。