私は一之瀬先生に行こうと言って、再び歩きだそうとしたが。



「折角なので4人で行きませんか」



一之瀬先生は顔の前に両手を合わせ、天使のような笑顔で言った。

この子は一体どこまで危機感が無いの……。

雅先生は邪魔しに来ているのよ!!



早く早く!!

一之瀬先生は子どものようにハシャギながら雅先生の腕を引っ張っていった。



私は天上先生と2人残されたまま……。

お誘いはどこへ行ったの?



「おい、オマエ」



天上先生は私の方をちらっと見ながら話しかけてきた。



「何よ」

「気をつけろよ」

「雅先生に?」

「違ぇよ」



天上先生はそっと私に耳打ちした。



「お姫、すげぇ大食いだから……」