◆ ◆ ◆ 「剣道部」 校舎から徒歩2分。 そこにある体育館の2階に剣道場があるらしい。 体育館の中に入り、入り口すぐ近くの階段を上がる。 上がるたびにムワッとした空気が一層濃くなる。 汗の臭いが私の鼻をズキズキと刺激してくる。 「うぅ、臭い。臭いよー」 かれこれ人生のなかで一度も体育部に所属したこと無い私にとっては、拷問でしかない。 「加齢臭みたいな臭いだよー」 「悪かったなぁ、加齢臭がして」 いつの間にか後ろには天上聖先生が。 鋭い視線を私に向かってビシバシぶつけてくる。