雅ひかるが木々の間から、可愛らしい顔をひょっこりと出している。 私はおもむろに嫌そうな顔をして逃げる。 「そういえば須藤めぐってどこかで聞いたことある名前だと思ってたんだよねー」 「もしかして顔詐欺キス魔って……」 「それって僕のこと?ひどい名前を付けるね。僕もここの教師だよ」 なんだか重いものが私に圧し掛かったような気がした。 最悪……。 雅ひかるは嫌がる私を引っ張り出した。 ぐいぐいと背中を押して、男3人の前で止まった。