「大丈夫。首締める訳じゃないよ。ただ…」

安久李さんは私の制服のリボンを外した。私は目を丸くした。リボンを床に置くとブラウスのボタンを外し始めた。

まさか…!!私は抵抗し続けた。ボタンが外れ、胸元が見えるようになる。自分の顔が熱くなるのがわかる。

抵抗を続けるが、ほとんど無駄なのは目に見えていた。何をされるか分かって、涙目になる。

「安心して、凛童ちゃんにとって一番嫌なことはしない。でも、これだけは没収ね」

するりと、私の首からなにかが引き抜かれる。それがロザリオだと分かって私は焦った。