(涼side) なんだかわからない気持ちに押し潰されそうだった カラオケにいた、今話題の絶世の美女 自分のものにしてしまおうと軽い気持ちで話しかけた彼女 けど、予想外だった 女はみんな、自分に絶対振り向く そんな自信を彼女は真っ二つに切り砕いた あんな女の子・・・初めてだ 「せいぜい頑張りなさいよ、涼」 ふっと笑う彼女がどんどん去っていく よくわからないこの気持ち なんで、こんなこと思うんだろう・・・ ―――彼女とまだ一緒にいたい、なんて―――