さぁ、時間が来た。



僕は真っ黒な服を身体に纏って亞蓮の運転する車に乗り込んだ。




雷も亞蓮から着けるように言われたお面を被り、無言のまま車に乗り込んだ。






「じゃあ行きましょうか」



亞蓮は車のエンジンをかける。



僕は大切な大型の刃物を撫でた。




これから僕達が始める事も明日か明後日のテレビや新聞、雑誌などに載ることだろう。




世間は物騒だのなんだので騒ぎ、小学校などの集団下校などが始まるに違いない。






そんな事を考えるだけでワクワクする。





すごくすごく楽しみなんだ。