それは亞蓮が此処に来たばかりの時。 「リーダーってば、こんな美青年を1人よこしといて…」 無表情の亞蓮を見つめながら独り言を言うのは雷だった。 「なんで女の子が1人もいないんだよ!」 「うるさいよ雷」 僕はリーダーが紹介してくれたこの青年とこれから上手く付き合っていく事ができるのか心配になってきた。 「黒ウサギは相変わらずだねー」 「何が?」 「そーゆーの!」 雷も相変わらず子ども以上に手がかかりそうだ。