次の朝が来た。




僕はさっさと仕事用の服に着替え、下に下りた。






「おはようございます!」




亞蓮がニッコリとした笑顔を見せた。




「おはよう亞蓮」




亞蓮は朝食の用意をしている。


雷は珍しくまだ寝ているらしい。




ふとテーブルに置かれた物が目に止まった。




「これ………」



「あ、それは黒ウサギさんと雷さんに付けて頂きます」





それはお面だった。



そのお面はとても薄気味悪いものだった。




「これを付けるの?」




「顔がばれては終わりです。なるべく見えないようにと…」









亞蓮は気が利く。



「ありがとう亞蓮」