†黒ウサギの仕事†Ⅱ



いったいこんな小学生に二千万などの金額が払えるとは思わない。しかし、仮にそれが本当に払えるのならば、引き受けなければいけない仕事なのだろう。








「本当に払えますか?」



「はい。このカードに入っているお金で払います!だから!だから僕を…」





雷がそのカードを受けとるとすぐさま確認しに行った。




「分かりました。その仕事、お受けいたします」





するとお客様はパッと顔を上げ、喜んだ。




「ありがとう…!僕の名前は春樹って言うの!」





「春樹様ですね。では、どういったお仕事にいたしましょうか?」









亞蓮が調べたところ、春樹と名乗ったこの小学生は、かなり金持ちの家の一人息子だったそうだ。