いったいこんな小学生に二千万などの金額が払えるとは思わない。しかし、仮にそれが本当に払えるのならば、引き受けなければいけない仕事なのだろう。
「本当に払えますか?」
「はい。このカードに入っているお金で払います!だから!だから僕を…」
雷がそのカードを受けとるとすぐさま確認しに行った。
「分かりました。その仕事、お受けいたします」
するとお客様はパッと顔を上げ、喜んだ。
「ありがとう…!僕の名前は春樹って言うの!」
「春樹様ですね。では、どういったお仕事にいたしましょうか?」
亞蓮が調べたところ、春樹と名乗ったこの小学生は、かなり金持ちの家の一人息子だったそうだ。


