俺は黒ウサギを何とか車に乗せた。



黒ウサギは震えている。




黒ウサギ、ゴメンね。


俺がしっかりしてれば…。




本当にごめんなさい。


俺は震える黒ウサギをただただ黙って側にいた。





「雷…」



「大丈夫。大丈夫だよ」






亞蓮もまた、黙って運転をしていた。