遠くから車の音と誰かの声が聞こえた。 でも僕はその声さえ恐怖を感じた。 「黒ウサギ!黒ウサギ!」 雷の声だ。 「さ、早く乗せて」 亞蓮の声もした。なんで僕の居場所が? 「痛いっ!」 「我慢して、すぐだから」 やめて。僕に触らないで。 僕は雷にひどい事したんだよ。 僕なんかが助けてもらっちゃいけないんだよ。 「雷…離して…」 「黒ウサギ、落ち着いて」 僕は一体何をしたいんだ? もうわからないよ…。