僕の殺すの一言で雷と亞蓮はその綺麗な顔で笑う。






チリンチリン……




ドアが開いた。

ドアを開けたのはお客様だった。




「いらっしゃいませ。どうぞ中へ」





僕は深々と頭を下げ、お客様を部屋の中へ案内した。







「どうぞお掛けになってください」


今日1人目のお客様は綺麗な服を着た夫人だ。


指や首には宝石のアクセサリー。

見るからに金持ちなのだろう。





「お飲物は何がいいでしょうか」

「紅茶で良いわ」

「紅茶ですね。分かりました」





僕は雷に合図を送ると雷はにっこり微笑んで紅茶をいれた。