「ただいま」

「おかえりー!黒ウサギ、どうかした?」


「いや…」




「黒ウサギさん、警察がようやく動き始めましたよ」





亞蓮はパソコンの画面を見ながら微笑した。



「……そう」



僕はそう冷たく言ってしまった。





そんなつもりは無かったが、何故か僕の中では焦っていた。






「警察かぁー。嫌なものが動き始めたなぁ…」





雷はハァとため息をついた。







「黒ウサギさん」


「黒ウサギでいいよ」


「黒ウサギ、もし見つかったらどうするんですか」







僕は亞蓮のその言葉を聞いて微笑した。





「決まってるよ。1人残らず殺す……」