『うん、ゆうやけど~』
「どうしたん?」
予想外の人からの電話に
びっくりして起き上がった。
『いや、あのさぁ
夢にしおりちゃんでてきて
声聞きたくなったから』
「あ、そーなんや」
『何でそんな冷めてんの?!』
何かいま、ゆうくんと
話したら今までのしゅんくんの
不安が全部でそうで・・・
「何でもない!
ゆうくん、元気なん?」
『ん~、今すごい
忙しいからなぁ。正直
結構疲れるわ』
やっぱり忙しいんや・・・
『しおりちゃんは元気?』
「全然、元気!」
『・・・ほんまに?』
・・・ほんまは全然元気なんかない。
でもそんなんゆうくんに言ったら
自分のことみたいに悩むから
言いたくない。

