9人同居生活はじめます。









「それでもしおりちゃんが
しゅんのこと好きって言うなら
俺は今すぐしゅんの
ところに連れて行く。」






そんなんしてても
しゅんくんのこと・・・





「・・す、き・・」






「そっか。じゃいこう」








もう、涙止まらへん。
こんないい人おるのに、
しゅんくん選んだ。


でも、やっぱり好きやから…








それから、ずっと無言で
ゆうくんは車走らせた。


ただ、しおりの鼻を
すする音だけ響いてた。






10分ぐらい経ったころ。





「いってきい。」




ゆうくんが車止めて、
しおりの顔も見ずに言った。




しゅんくんがどこにおるかも
わからんまま、車をでた。