「おかえり! しおり、どうやった?」 「ゆうと同じ風邪やけど 喉がひどいから食べ物とかは 喉通しやすいやつにしてやって!」 「お粥とかか! ありがとう、しゅんくん」 さっきまで 意識なかったってことは ずっとしゅんくんに 抱えられてたってこと? ずっと顔見られてたってこと? うわ~・・・ 恥ずかしい。 「じゃ、しおりちゃん。 ゆっくり休んでてな~」 「あ、が・・と」 「むりに喋らんでいいって! んじゃ、いってきます。」 もう、しゅんくんのこと 好きになってる。 確信した。