「えー?玲央くんが

長いのが好きって

言ったから伸ばしてるんだよ?」



昔、そう言ったのわすれちゃったの?

なんか、淋しいな。

そういうの…。



記憶が無くなってくことは

仕方ないことだけど…。



「シュシュ貸して」


「…シュシュ?」



玲央くんはあたしの腕につけている

水色ベースに茶色ドットの

シュシュを指差した。