何でか、なんて考える前にあたしと玲央くんは耳を手で伏せぐ羽目になった。 理由は…。 もちろん玲央くんが特定の女の子にこんなこと言うの初めてだろうし、たった今まで彼女は誰か、なんて話をしてた所だし。 みんなの叫び声が止んでも、ザワザワした状況は変わらなかった。 「玲央くんっ」 「ん?」 「何で?」 ここに来たら、バレちゃうよ! 秘密にしてたのに…、どうしたの…。 「怪我してない?」 「ぅ、ん…してない…」