「はい、高木です。」

「美紀~っ!!!」

「まっす!?」



ガヤガヤと人の声と聞きながら名前を言う前にまっすの声と直ぐにわかる。



「え~っ!なんでなんでぇ?」


「今休み時間でさ、職員室の入り口に公衆電話あるんだよ!大丈夫??」


「そういえばあったね!大丈夫だよ。まっすこそ大丈夫?」


「大丈夫大丈夫~。アハハっ!」




まさか電話が来るなんて思わなかったから、まっすの声が聞けて本当に嬉しかった。



「なんかさ、昨日の今日だからさ、私も何か言われるのかな~とか思いながら学校行ったんだけどね。」


「………うん。」