好きだ

欲しかった言葉
でも、ソレ私は受け取ってもいいの？


「龍宮さん…婚約者がいるじゃない」

「そんなの結構昔の話。しかも、親の勝手な決定。今は、ちゃんと話をして解消してる」


まるで、私がその疑問をぶつけると分かっていたかのような素早い回答


「………本当に、好き？」

「…分かるまでキスする？」

「…………」


あんな濃厚なやつをしたのに、まだしたいの？
ってゆうか、キス嫌いってやっぱり嘘なんじゃ…


「キス…嫌いなんじゃないの？」

「うん、嫌い。でも、奈乃とのキスは超好き」


"超"好きなんだ…
嬉しいような、恥ずかしいような…


「奈乃は？奈乃は俺とのキス好き？…ってゆうか、俺のこと好き？」


唇から、言葉から、瞳から…
霧夜くんの全てが私に気持ちをぶつけてくる



私も貴方に伝えたい