「待っ…待ってよ!ハァ…ッ死んじゃう…よ」


肩で息をしながら私の精一杯の力で霧夜くんの胸を押す
すると、やっと私の限界を悟ったのか止めてくれた


「…エロい」

「は…?」


エロいって…
誰が?私が?


「奈乃…キスした直後の顔、凄くエロい」


そう言って、唇を離したばかりのソコに指で触れてくる


「その顔…誰にも見せたくない」


今度は私の目をしっかり見る
真剣な瞳…緊張した声…


「誰にも渡したくない…触れさせたくない…」


一瞬の静寂


「もう一度言う…」


そして…




「…好きだ…」