恥ずかしがる私を気にしてくれたのか
一応、人が少ない道を通ってくれた霧夜くん
そんな、霧夜くんに連れて来られたのは、校舎の端にある空き教室
文化祭を開催中の今は机などが仕舞われている
机がごった返す部屋
その中の一つの机に私を降ろす霧夜くん
やっと、開放された…
恥ずかしさと、緊張で死ぬかと思った…
「えっと…、霧夜くん?」
降ろされた私
そんな私を黙って見つめる霧夜くん
「ごめん、フってもいいから…キスさせて」
「へ?キ…ンンッ!?」
フってもいいからって…
私の気持ち聞かないつもりなの?
「霧夜…く…ンッ」
ちょっと待ってよ!
無理だって!
い、息継ぎさせてよー!
このままじゃ、また気を失っちゃうよー!


