私の唇はキス魔に持って行かれました


「あれ?奈乃ちゃん。そのパーカー…」


お店に出ると店長に不思議がられた


「あ、霧夜くんが貸してくれました。着てろって言われて」


事情を説明すると、何故か店長がニンマリ笑った


「なるほどねー…"着てろ"かー…奈乃ちゃん可愛いからねー。」

「?」


なんで霧夜くんの話から私が可愛いって話になるの?
ってゆうか、私可愛くないよ?


「…奈乃ちゃんって、鈍感さんだね?」

「??」


頭を撫で撫でされながら鈍感告知された

うーん…私、鈍感な自覚ないよ?


「さ、お客様第1号ご来店です!張り切っていきましょう」

「あ、はい!」


バイトが始まる
頑張ろう!!