不良様とねこ。


相変わらず、目の前の男は

ニコニコしている。


私は、ビクビクしているが。


「ねぇ、」


「は、はぃぃ!?」


いきなり話しかけないで欲しい。切実に。


「木登り、すきなのー?」


・・・は?


木登り?



「なんで、シカトするのー?」


声がワントーン低い。

こ、怖い。


「え、えっと、好きってわけじゃないです・・・。」


得意っていうわけでもないけど。


「ふーん」


反応、薄いな。

「そっか、にゃんこは木登りするもんね」


にゃんこ・・・?


「ねー、ねこー。


血ぃ、ちょーだい?」


ねこ?って、

私のことだろうか。



「わ、私は、ねこじゃなくって、かき・・・」

ペロリ。



・・・え?


ペロリ?





「ひ、やああああぁぁぁぁ・・・・!」



ゾクゾクと、首筋から熱いものを感じた。
舐められた・・・?




ガリッ


ガリッ・・・?


今度は噛まれた・・・?


「いたぁああああぁ!」